ポルノ依存の克服 大事なのは継続すること
良い習慣と悪い習慣との継続の差は雲泥の差。もちろん分かっているが、悪い習慣の方は自分だけでは中々抜けられない。
友人や家族、又は第三者の医者、セラピストに相談して話を聞いてもらうのがよいのだが、自分の評価を気にして相談しにくい場面も多い。
アルコール中毒者に対してインタビューをしている、Amazon primeの「ルイ・セローが見た 慢性アルコール中毒たち(字幕版)をみた。
見なくても大方の内容はわかると思う。大酒くらいの方にとって、アルコールはストレスからの解放で、起因は仕事を辞めたり、恋人との別れだったり、寂しさを紛らわせるためだった。
40歳を超えた中年の女性や男性がほとんどで、辞めたいけど辞められない状態に陥り、運よく道端で拾われ、病院に運ばれて解毒をしていくというもの。
見ていてふと思ったのが、その登場人物のそばにはいわゆる介助者になっている恋人がいる。アルコール中毒者のそばには家族や恋人がいて、彼・彼女たちはもう離れたいと口では言っているものの、自己犠牲して介助を続ける。
この状態を共依存状態という。看護師など人に尽くす職業の方がなりやすいと言われているが、自分がそばにいないと彼はダメになってしまうと献身的になる。もちろん素晴らしいことだが、共依存者にとっては尽くすことに依存しており、ダメな人間を放って置けなくなってしまう。
アルコール中毒者は、共依存者をそばに置いて「あなたがいなくなると私はダメになる。頑張って治す」と言いながら、延々とアルコール中毒の治療と再発を繰り返す。
当然、治療と再発を繰り返すのは体に悪いもので、いつしか感覚が麻痺し、治るものも治らなくなる。大事なのは介助者がアルコール中毒者から距離を置くこと。
自分が本当にダメなことに気づく、もうこのままではダメだから何かを変えると心の底から思うことが再生の第一歩だと考える。それを底打ち体験と呼ぶ。
変えるのは自分、でも一人では難しい。プライドを捨て、泣け叫び、本当に変えたいと行動を起こし、それが叶ったときに去った人間も戻ってくると思う。
依存症克服のために
・良い習慣を身につける
・依存症によって周りが去っても諦めない。あなたのためと思って距離を置いたと思う。
・自分で克服するか、自分の弱さをさらけ出して援助してくれるセラピストに相談する。